職人の技術

職人の技術が求められる理由

靴を作り出すのに必要な数々の工程や詳細を説明する代わりに、私たちZOO Adventureのブーツがいかに心を込めて作られているのかを簡単に、分かりやすくお話ししたいと思います。この商品に注がれた愛情も、靴の製造工場にとって大切な要素となっています。私たちのブーツはポルトガルの工場で特別な思いを込めて作られ、ZOO Adventureの全ての商品の価値を高く保っています。

まずは靴底と木型のデザインを決定したら図案が描かれ、続いて素材が選ばれます。もちろん、コレクションが仕上がるまでの長い説明で皆さんを退屈させるつもりはありませんが、いくつかの工程は注目に値する一種の芸術とも呼べるものです。もしZOO Adventureのコレクションがどのようにして始まったのか興味がある方は、ぜひ「創立1977年」のページも合わせてご覧ください。
それでは、今から奇跡の商品を生み出すことで知られている工場へ、皆さんをお連れしたいと思います。

 
 

パターンの製作

パターン(型紙)は工場で製作されます。手作りで服を作る時のように自宅で針刺しを用意して床にペーパーパターンを広げるのではなく、大きな製図台の上で行なわれる作業です。最初の段階でナイフと呼ばれている抜き型を作り、各パターンを部位ごとに分けたら縫製用の穴を慎重に配置し、重厚な機械で裁断します。これらの革はアッパー(甲革)や裏材、接合部分に用いられます。さらに革漉き機を使って裁断された革の断面をなめらかに加工していきます。

縫製

裁断が終った革はパーツごとに整理され、縫製部門に回された後、機械や手作業で縫い合わされていきます。甲革は裏材と縫い合わされ、全てのパーツが繋がると完全なアッパーに仕上がります。ZOO Adventureの商品はイタリア製の特殊な防水糸を使って縫製されています。

木型で整える

次に端の部分を丁寧に切り取ります。まだ少し頼りなく見えますが、これでアッパー部分はほぼ完成しました。今度は足裏にあたる部分に中底が取り付けられた靴の木型の登場です。 縫い合わされた革のパーツは木型にしっかりと被せられ、甲革の端は中底に到達するように引っ張ります。

吊り込み作業

木型は吊り込み用の機械の中に入れられ、クッションのような二本のアームが伸びてブーツを支えます。強い圧縮力がかかり、木型が機械の中から出てきます。見事な変身を遂げた、形の整ったブーツの誕生です。

アッパー部分を整える

それでも、まだ完璧なブーツと言うことは出来ません。アッパー部分はこれから美しい白鳥に成長するのを待っているアヒルの子です。木型が中に入った状態のアッパーは丁寧にバフ掛けをほどこし、起毛させて底付けの準備をしますが、今はまだ底付けには少し早い段階です。木型の靴底に当たる部分、中底に吊り込んだアッパーには少量の特殊な接着剤を、ちょっとしたパフォーマンスを伴う手作業で塗り広げていきます。

底付けの準備

今度はアッパーを炉の中で加熱し、靴底の到着を待ちます。靴底も繊細に扱われており、内側を機械で丁寧に磨いて細かいゴミを取り除きます。接着剤を塗り、炉の中で加熱して接着剤を活性化させます。これで、アッパーとの接着の準備が整いました。

底付け作業

熟練の職人が木型をピンで仮止めし、それが正しい位置にあることを入念に確認しながら靴底を押し付けます。次にブーツをピンから外し、上下パーツを繋ぐための圧着機に入れます。この機械は柔らかいクッションで包み込むようにアッパーと靴底を加圧密着させます。

仕上げ

上下一体となったブーツに覆っている細かいゴミや作業に伴うホコリは、はみ出した接着剤などと一緒に丁寧に取り除きます。 交換可能なインソールを入れられたブーツは、ZOO Adventureのラベルを付けるのにふさわしい品質かどうかを調べるために最終検品に回されます。

最終検品

綿密な検品の後、注意深く丁寧に行なわれた作業から生まれたブーツは、ついに箱詰めの段階です。靴箱が用意され、出荷の準備が整いました。

このように、私たちのブーツの生産工程の大部分は手作業で行なわれており、他に類のないものです。この商品が持つ特殊な個性のため、ZOO Adventureの生産には特別な配慮と熟練が求められます。それは魅力的な個性を持つあなたのための、魅力的な商品なのです。